ユニットバスと一輪挿し

朝、ゴミ捨てに出てその足で畑の草刈り。畝に沿ってすっきり風が通るように気をつけて、また栽培野菜の周囲だけはしっかり刈りたい・・・がなかなか追いつかない。朝飯前のサッと刈り・・・のはずが、結局汗だくになり、前夜のぬる湯に太陽熱の湯を足して行水し、着替えたらすぐにそのお湯で洗濯。

その後台所の片付けをして、仏壇の花を整えお茶を入れて、ネコたちの餌をつくり洗濯物を干して・・・とやっていると、6時過ぎに起きたはずなのにもう10時を過ぎている。こうなると風呂をユニットバスにして正解だった・・・と思う。

初めて家を建てるとなると、くつろぎのポイントである風呂場を気張って作り込みたくなるものだ。私もそうだった。最初は「薪風呂」。これは工務店に即、却下された(笑)。次いでガス沸かしだが湯船は「檜風呂」、壁はサワラ、そして床は自然石(十和田石)。・・・だが理想の風呂を作るとなるととてつもなく工事費がかさむ。材料費だけでなく。水周りゆえ壁や床のベースも特殊仕様になっていくからだ。

その点ユニットバスはすでに完成された防水仕様の箱を挿入するだけだから、格安だし工務店にとっても施工に失敗がない。ユニットバスにいいイメージを持っていなかったが、しかしショールームに行ってみると、ひと昔前のようにやぼったいものではなく、かなり使いやすく洗練されている。

メーカーは壁や床のカラーバリエーションを豊富に持っていて、ショールームで実物を見、その中から自分の好みで、またその家に調和したものを選ぶことができる。考えてみれば風呂はミニマルでシンプルな装置であればよく、暮らしの視点からすれば重要なのはすっきりとして使いやすいこと、かつ掃除がラクなことである。もし檜風呂・十和田石にしたら、毎日の掃除を入念にしなければならず、奥さんに相当な負担がかかる。

風呂に入るたびに、その後の掃除でもう一汗かかねばならないだろう。それでは本末転倒ではないか。私はシャワーをあまり使わないのだけど、それは飛沫が壁に着くとそれをいちいち掃除して拭き取らねばならず、それが面倒だからである。壁を濡らさなければ、入浴後に朝まで換気扇を回しておくと掃除の必要はほとんどない。

近頃では、床さえ濡らしたくないので、バスタブの中で身体も髪も湯洗いしてしまう(私はひごろ石鹸やシャンプー類をほとんど使わない)。すると、換気扇さえいらず、窓を開けておくだけでバス内の湿気は取れてしまう。

私にとって重要なのは、常に身綺麗な空間であること。それには溜め込んでから掃除をするのではなく、わずかな時間でもいいからちょこちょこと掃除して、常にゴミやホコリをなくしておくこと。その意味では毎朝対峙する「仏壇」はいい触媒になる。また各所に置く一輪挿しもそうである。花を生けるのに周囲が雑然としていてはキマらないからである。白壁や自然木の床や天井を基調とした家では、小さな一輪挿しも大変よく映える。

家づくりはデザインも重要だが、実質の暮らしを想像しておくことも大切だ。

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